「家に帰ったらなんかいつもと違う匂いがする」「ゴミ箱に見知らぬゴミが捨ててある」など家の中に自分以外の誰かがいた形跡があったことはありませんか?
もしかしたら自分の外出中に夫(妻)が浮気相手を家の中に招いていたのかもしれません。
そんなグレーな気持ちを白黒はっきりと解決してくれるのが隠しカメラです。
今の隠しカメラは多様なバリュエーションが出ており、使い方も簡単なものが多いです。
この記事では市販の隠しカメラを使って自分で浮気調査をする方法を解説していきます。
数ある隠しカメラの中から、浮気調査に必要な機能だけをピックアップしたおすすめカメラは、「バレない隠しカメラおすすめ10選」の記事で紹介しています。
隠しカメラを使った浮気調査が効果的なケース
自分で浮気調査をする際に隠しカメラが効果を発揮してくれるケースは2つです。
隠しカメラの場合、レンズを被写体に向けて撮影する必要がある特性上、相手に忍ばせて持ち運ばせ、浮気の証拠を取るということには向いていません。
そのため、隠しカメラを利用するシーンとしては、①尾行②設置のいずれかとなります。
つまり、自分で夫や妻を尾行できる状態(浮気調査に時間が使える)、または家の中で浮気が行われている恐れがある状態(浮気場所の目処がついている)の時はじめて、隠しカメラを使った浮気調査が効果を発揮するといえます。
隠しカメラで撮影した証拠は不貞行為の決定的瞬間を映像で収められることから、成功すれば裁判でも使える非常に強力な証拠となるメリットがある反面、使えるシーンが限られているというデメリットも認識しておきましょう。
なので、自分自身が置かれている状況を考えた上で、隠しカメラを使うかどうか判断するようにしてください。
なお、自分で浮気調査をする際には隠しカメラ以外にもGPSや盗聴器といったツールを使う方法も考えられます。
浮気調査の時間もなく、自宅以外で浮気しているという時には、GPS、盗聴器を使って浮気調査をすることも検討してみてください。
隠しカメラの価格相場は?
「自分の置かれている状況だったら、隠しカメラを使うのがピッタリだ!」という方は、いざ隠しカメラを調達に、と考えることかと思います。
そこで知っておきたいのが隠しカメラの価格相場ですが、市販で手に入る隠しカメラの価格相場は3,000円〜1万円程度です。
ただ、カメラの価格は性能によってピンキリであるため、3,000円〜1万円という価格はこの価格帯の隠しカメラであれば自分で浮気調査をするためのスペックとしては十分という意味です。
浮気調査のために高い隠しカメラを購入するのは探偵事務所に任せておけば良いので、自分で浮気調査をするときは必要最低限の機能を備えた隠しカメラを選ぶのが良いでしょう。
自分で隠しカメラを使って浮気調査する手順
隠しカメラでうまく浮気の証拠を取ることができれば、夫や妻に浮気を問い詰める際に有利になるだけではなく、裁判でも強力な証拠になりえます。
そんな一撃必殺の効果がある隠しカメラですので、うまく活用ができるように浮気調査で使う際の手順も確認していきましょう。
隠しカメラを使って集めたい証拠を明確にしてカメラを選ぶ
浮気といっても定義は人それぞれあると思います。
異性と二人で食事をしたことを浮気と考える人もいれば、手を繋いだ、キスをして初めて浮気という人もいます。
しかしながら、これらはいずれも法的には不貞行為(いわゆる浮気・不倫)と認められない場合が多く、法律上不貞行為と認められるのは肉体関係があった場合になります。
そのため浮気調査をする前に、自分は浮気調査で獲得した証拠を使って、何を実現したいのかを明確にし、それを実現するための証拠を撮影するにはどういう隠しカメラが最適なのかを考えるようにしましょう。
例えば慰謝料請求をしたくて証拠を集めているのであれば、肉体関係を推測できる証拠を集める必要があります。
そのような映像を撮影するには、家の中ならベット付近に隠しカメラを仕掛けるのが最も撮影の期待値が高いので、ベット付近の小物などに擬態できる隠しカメラを選ぶことになるでしょう。
このように目指すゴールから逆算して、隠しカメラを選ぶことで無駄がない浮気調査を行うことができます。
配偶者の行動パターンを確認する
市販の隠しカメラはバッテリーの稼働時間が数時間とそこまで長くないものが多いため、浮気しそうな時間帯をあらかじめ把握しておくことが重要です。
そのため、隠しカメラを設置する前に事前に夫や妻の行動パターンや会話などから怪しい日に目星をつけておくようにしましょう。
最適な隠しカメラの仕掛け方を検討し設置する
最初に決めた隠しカメラで集めたい証拠に照らし合わせてカメラを設置しましょう。
設置するときは、カメラの角度が写したい範囲を捉えられているかテスト録画を行って、確認するようにしてください。
家の中や車の中など、夫婦の共有財産であれば、たとえ寝室に隠しカメラを仕掛けてもプライバシーの侵害に当たる可能性は低いです。
共有財産とは、結婚してから夫婦が協力をして築き上げた財産のことを指し、仮に夫(妻)の名義のものであっても結婚後に成した財産については共有財産とみなされます。(名義は関係なし)
一方、例えば夫や妻の私物に隠しカメラを忍ばせるなど共有財産以外のもの(=特有財産)に隠しカメラを仕掛ける行為はたとえ夫婦間であってもプライバシーの侵害に当たる可能性が高いため注意するようにしましょう。
なお、家や車であっても、結婚する前から所有しているものについては、共有財産に当たらないため、併せて注意が必要です。
隠しカメラの映像を確認、編集
カメラの中には、SDカード容量がいっぱいになると、自動で古いデータを上書きして録画し続けるものもあるため、目当ての映像が取れているか確認するようにしましょう。
この時確認してほしいポイントは、
- 顔が認識できるようにしっかりと映っているか
- (尾行の場合であれば)ラブホテルや自宅から出入りをしている姿が映っているか
という点です。
また、撮影データを裁判でも使用したいと考えている場合、重要な部分のみを静止画として切り出す編集作業が必要になります。
なぜなら映像データ(動画)は裁判ではほとんど利用されず、提出されるのは時系列に沿って夫や妻の行動が記された写真と調査報告書(静止画)となるからです。
切り出す静止画としては、顔の正面から斜め45度以下の角度で写った顔写真で、できれば画面の2/3以上に顔が写っているものが望ましいです。
浮気調査を自分でする時の隠しカメラを仕掛けるアイデア
さて、隠しカメラを設置して浮気の証拠をとるぞ!と思った時、みなさんならどんな場所に仕掛けるでしょうか。
仕掛ける場所は無数にありますが、ここでは家の中に仕掛けるときのアイデアをお伝えしていこうと思います。
- 通気口
- 電球などの照明器具
- ティッシュボックス
- ぬいぐるみ
- カーテンレールの上
- エアコンの上
- 家具や家電の隙間
- 本棚の中の本の隙間
- 観葉植物
- 衣装ケースや透明の棚の中
- 擬態型ならそれが置いてある場所(ペン型ならペンケースなど)
などなど例を出し始めたらキリがありません。
隠しカメラを設置する場所のポイントとしては、普段注視して見ることがない場所に仕掛けることです。
特に上の方は人の視界に入ることが少ないため、隠しカメラを仕掛けるには絶好の場所と言えるでしょう。
自分で隠しカメラを使って浮気調査をすると違法になる?
結論、浮気調査のためであれば自分で家の中に隠しカメラを設置して撮影をしても違法にはなりません。
ただし、「浮気調査のため」というのが重要で、盗撮に性的意図があった場合は、性的姿態等撮影罪(以下、撮影罪)や各都道府県の迷惑防止条例に該当する恐れがあります。
やや込み入った話になりますが、従来の日本には盗撮を罰する法律がありませんでした。
そのため、盗撮を取り締まるには各都道府県が定める迷惑防止条例が適用されてきましたが、都道府県ごとに微妙に違いがあるものでした。
そこで全国一律で盗撮を処罰できる規定が必要とされた結果、2023年7月13日に撮影罪が施行されたことで盗撮を取り締まる罰則が誕生したというわけです。
つまり撮影罪は都道府県ごとにバラバラだった迷惑防止条例を一本化したものというイメージというわけです。
なお、撮影罪の罰則は迷惑防止条例よりも重くなっており、罪を犯した場合は「3年以下の拘禁刑又は300万円以下の罰金」となっています。
撮影罪の対象となる盗撮は、正当な理由なく相手の同意なしに性的姿態等を撮影することです。
ここでいう正当な理由の例として法務省は以下の見解を示しています。
- 医師が、救急搬送された意識不明の患者の上半身裸の姿を医療行為上のルールに従って撮影する場合
- 親が、子どもの成長の記録として、自宅の庭で上半身裸で、水遊びをしている子どもの姿を撮影する場合
- 地域の行事として開催される子ども相撲の大会において、上半身裸で行われる相撲の取組を撮影する場合
撮影罪はまだ施行されたばかりですので判例もなく断定は難しいですが、撮影罪が迷惑防止条例の全国版ということを踏まえると、浮気調査のために隠しカメラで撮影することで罪に問われることはないと考えられます。
なお、浮気調査のために隠しカメラを設置することが違法でないのは、設置場所が夫婦の共有財産(いえ、車など)の場合に限ります。
隠しカメラでする人はいないと思いますが、仮に相手の所持品などに仕掛けてしまうとプライバシーの侵害として慰謝料請求をされてしまう可能性があるため注意してください。
隠しカメラを使って自分で浮気調査した証拠は裁判で使える?
隠しカメラを使って自分で浮気調査をした証拠は、合法的な手段で集めたものであれば裁判で使えます。
ただし、撮影した映像全てが有力な証拠となるわけではなく、裁判で有利になる証拠となるのは少なくとも以下の条件を満たしているものとなります。
- 顔が鮮明に写っており、個人を識別できる映像
- 不貞行為をしていると類推できる映像
そのため、例えば後ろ姿だけしか撮影できていない映像や一緒に食事をしているだけの映像しか取れていない場合だと、裁判をする上での証拠としてはあまり役立ちません。
慰謝料請求や裁判の時に使える証拠については、「知らないと損する?慰謝料請求に使える浮気・不倫の証拠とは」で詳しく解説をしていますので参考にしてください。
浮気・不倫の調査なら探偵に任せるのが確実
隠しカメラを使って自分で浮気調査をすることで、裁判になったときでも有力な証拠を安く手に入れることができます。
一方、隠しカメラを利用できるシーンが限られていたり、尾行をするとなると発覚リスクが高まったりと、隠しカメラを使った浮気調査を自分でやることは他の手法と比較して上級者向けです。
そのため、ある程度の証拠を自分で集めた上で、夫や妻が浮気をするであろう日時を絞り込んだ状態で探偵に依頼をすることがおすすめです。
ピンポイントで時間を指定することができれば、探偵費用を抑えることもできるでしょう。
横浜Blue探偵事務所では、「稼働時間×固定単価」の時間報酬制を採用しています。
また、調査員の数に応じて最終費用が変動する他事務所と異なり、調査中に増員が必要になった場合でも、固定単価は変わらずご利用いただけるため、当初見積もり金額が大幅に増えるということはありません。
弊事務所は、属人性の強い探偵業界の現状を問題視し、調査レベルの平準化を実現するため、過去の調査データを元に業界初のAIアルコリズムを組み上げ、調査クオリティの一定化、スピードの向上と費用負担の軽減を図ってきました。
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