「パートナーが浮気をしているかもしれない」と疑ってしまったとき、探偵に依頼をせずに浮気を暴きたい、証拠を撮りたいと思う方は多くいらっしゃるかと思います。
今回は、自分でパートナーの浮気調査をする方法について紹介していきたいと思いますが、とくにGPSを用いた調査方法について解説していきます。
自分で浮気調査をする際の注意点
まず大前提として、最初に注意しておきたいことは、パートナーの浮気調査でない場合、ストーカー規制法などの処罰の対象になる、ということを知っておく必要があります。
配偶者でない相手(未婚)の調査は絶対にやめましょう。
もしも、配偶者でない相手の浮気や素行をどうしても調査したい場合は、自分の人生を台無しにしない為にも、探偵へ依頼することをおすすめします。
前提を踏まえた上で、本題に入りますが、自分で浮気調査を行う際に一番してはいけないことがあります。
それは、「自分で尾行をすること」です。
「浮気調査＝尾行」というイメージをお持ちの方も多いと思いますし、尾行をしなければ何も掴めないのでは？と思うかもしれません。
しかしながら、たとえ変装していたとしても、人にはそれぞれその人特有の動きの癖があったり、雰囲気があったりするので、必ず気づかれてしまいます。
ましてやそれが、長年時間を一緒に過ごしてきたパートナーであれば尚更です。
また、尾行素人の車の尾行の場合はさらに難易度も高く、事故の危険性も上がるので絶対にやめましょう。
対象者は浮気をしている最中、警戒心が高まることもあり、自分で尾行することで、ほぼ100％バレるといっても過言ではありません。
対象者の視界に一度も入らずに尾行をすることはかなり難しく、顔見知りの尾行は、探偵を専門とする人でも困難ですので、自分で尾行をして突き止めようとするのは避けましょう。
ではどのように浮気調査をすればいいの？
「尾行してはいけないのであれば、どのように調査を進めていけばいいの？」
答えはGPSによる追跡です。
以下の手順に沿って、パートナーのGPS追跡をしましょう。
設置：GPSを設置する
今は探偵でも使用しているような小型GPSを低価格でレンタルすることができます。
GPSの設置はもちろんですが、パートナーの普段の移動手段によって変わってきます。
・ケース１：車の場合
パートナーの普段の移動手段が車の場合は、車にGPSを取り付けるのが有効です。
車への設置は、車内の中の見つからない場所に設置する方法と、強力なマグネットを使用して車の底面に張り付ける方法の2つあります。
マグネットを使用した張り付けを行う場合、基本的にマグネットはGPSの付属品としてついてきますのでご安心ください。
かなり強力なマグネットなので落ちる心配もなく、設置も数秒で終わる非常に簡単な作業になるため、対象者に見つかりにくい車の底面への張り付けがおすすめです。
・ケース２：徒歩の場合
パートナーの移動手段が徒歩の場合、自分で調査をする難易度が上がります。
対象者が徒歩で移動する場合、GPSを仕込むのはバッグの中くらいしかありませんが、これは発覚のリスクが跳ね上がるため、あまりおすすめできません。
仮にバッグの中に仕込む場合、設置のしやすさは、対象者が普段使用しているバッグにも左右されますが、バッグに加工を施して裏地と表地の間に隠すなどの工夫をするとよいでしょう。
最近では、スマートフォンのGPSアプリで監視をする方法もありますが、これは実際には難しいです。
そもそもパートナーのスマートフォンにアプリをダウンロードする必要があるので、以下に箇条書きしたような高い壁があります。
・パートナーのスマートフォンのロックを解除する
・アプリをインストールする
・インストールの際、iPhoneの場合はAppleIDとパスワードを入力する
・インストール完了後、アプリを設定してGPSを共有させる
・バレないように元に戻す
もし仮に上記の段階をすべてクリアし、ダウンロードに成功したとしても、スマホ上にアプリ自体は残るので、整頓されたホーム画面の場合は一発でバレますし、うまくフォルダ内に隠していたとしてもいずれはバレるでしょう。
ホーム画面からアイコンを削除できるアプリもありますが、アプリストア内ではDLの履歴が残りますし、実際に位置情報が常に作動していることで、電池の減りが早くなったりするので、勘のいいパートナーであれば、そのうち気づかれてしまいます。
そもそも配偶者であったとしても、スマートフォンにこのようなアプリを勝手にインストールすること自体、違法行為になってしまうため、やはりおすすめできません。
パートナーの許可を得た上でダウンロードができれば問題ないですが、さすがにGPSアプリが入ったスマホをもって浮気をする人はいないと思いますので、浮気防止を目的として実行するのは効果的かと思いますが、そうでない場合は無意味でしょう。
以上のことから、パートナーの移動手段が徒歩であった場合は、自分で調査を進めていくのは極めて困難なため、現場を抑えたい場合は探偵を雇うことをおすすめします。
監視：GPS等を用いてパートナーを監視する
GPSを設置した後は、対象者に不審な動きがないかアプリで観察を行い、対象者が尻尾を出すまで泳がせます。
基本はどのGPSもスマホの専用アプリと連携することで簡単に使用できるので、誰でも簡単に利用できますし、移動履歴を確認することもできるのでずっとGPSに付きっきりである必要もありません。
専用アプリ内の地図で、どこにどれくらいの時間滞在していたかを一目で確認することができ、どこのホテルに入ったのかも正確に分かります。
ラブホテルやビジネスホテルなどで、長時間GPSが動かない場合は、そこが浮気現場と特定することができます。
証拠撮り：確実な証拠を確保する
GPSで浮気をしている確証を得た後は、証拠を獲得します。
慰謝料などを請求したい場合、GPSの履歴やLINEのやりとりだけでは証拠としてはかなり弱く、動画や写真のような物的証拠が必要となります。
GPSの履歴からある程度の行動パターンが予測できると思いますし、特に浮気する日の行動はパターン化されていることが多く、ホテルも毎回同じ場所を使用しているケースが非常に多いです。
そのため、証拠を獲得しに行く前に、次回も同じホテルを使用することを見越して下見をしておくことをおすすめします。
直接建物の立地や出入口を確認するのがベストですが、時間がない場合はGoogleマップのストリートビューを利用することでも事前情報の取得が可能です。
事前情報の取得の際に一番押さえておくべきポイントは、「出入口が見える場所に車を駐車するスペースがあるかどうか」です。
撮影は、身バレ防止のため、必ず車の中から行います。
後ろ姿では物的証拠として弱いので、正面からの撮影を叶えるためにも、必ず車の中から顔が見える角度で写真を撮影する必要があるのです。
決行：現場を抑える
下見が完了したら、最後は対象者が実際に動くのを待ちます。
GPSが浮気現場に向かったら証拠の確保のため作戦を決行します。
通常、浮気場所には大体2〜3時間は滞在するため、事故防止のためにも焦らずに行動することが大切です。
レンタカーやカーシェアサービスはあらかじめ登録をしておき、スムーズに利用ができるよう準備を済ませ、家の近くのどこにあるのかを把握しておきましょう。
この際、自家用車を使用するのは、対象からバレる可能性がかなり高まるため、「絶対に」NGです。
レンタカーの車種は特にこだわる必要はありませんが、これも自家用車と同車種同カラーや対象者と近しい知人と同じ車種などは目につきやすいため避けましょう。後部座席から撮影するので、車内は広いほうがおすすめです。
浮気場所に到着したら後部座席に移動をして撮影のスタンバイをします。
撮影に必要なものは「暗幕」「三脚」「スマホ」の3点セットです。
暗幕はマグネット式になっている車用の暗幕が売られているので用意しておきましょう。暗幕で後部座席の左右窓と後ろの窓の3面を覆って外から車内を確認できないようにします。
暗幕の用意ができたら、三脚を組み立ててスマートフォンをセットし動画を回します。
狙うべきは「建物の出入口」、もしくは「敷地内から出てくる対象者と浮気相手」の映像です。
もし出入口の撮影や正面からの撮影が難しい場合は、「ラブホ敷地内に停車してある車に乗り込む映像」でも証拠としての効力があります。
自分で調査をするメリットデメリット
自分で調査をするメリットは、なんといっても調査費用が格安で済むことでしょう。
自分で調査する際の費用は、GPSレンタル代とレンタカー代、暗幕や三脚などの必要経費で大体3〜5万程度で実施することが可能です。
ただし、デメリットとして、「そもそも調査をできる条件が狭い」ことに加えて「バレるリスクが高い」という点が挙げられます。
さらに探偵事務所に依頼をした場合は、浮気相手がどんな女性でどういう暮らしをしているのかまで報告があるケースが多いですが、自分で調査を実施する場合は、相手の女性の素性を調査することは冒頭でも指摘した通り、違法になる可能性が高いため、そもそも慰謝料請求が難しくなってしまう可能性があります。
まとめ
実際に自分で調査するとなると、実際にはかなり精神的につらいものがあるでしょう。
実際の浮気現場を目の前にして冷静でいられる人は少ないですし、勢いで車外に出てしまったとき、逆上した相手に襲われる可能性もあれば、逆に自分が感情に任せて手を出してしまうかもしれません。
強い心をもって望むのであればもちろん止めることはしませんが、くれぐれも注意をして調査をしてください。深追いは絶対にNGです。
あなたの幸運をお祈りしております。
ご自身での調査をご検討されている場合でも、横浜探偵事務所ではご相談を受け付けております。
もちろん無理な勧誘など一切なしに、ご相談者様にとってベストな選択を一緒に考えさせていただきます。
ご相談自体は無料ですので、お気軽にご連絡ください。
