パパ活が身近に?パパとの会い方は?気になるパパ活事情を解説

パパ活の実態を解説

ここ数年の間で「パパ活」と呼ばれる市場は大きく膨れ上がっています。
「パパ活」はいまや、「学生や若い女性のお小遣い稼ぎ」の域を超えて、普通の会社員や医療従事者、教育者から水商売の女性、さらには主婦に至るまで、多くの女性に「副業」として捉えられるまでに広まっています。

e-venzの独身女性3000人へのアンケート調査では、10〜40代の独身女性、約10%が「パパ活の経験がある」と回答しています。
つまり、あなたの周りにいる10人に1人がパパ活をしている、もしくはしていたということになります。

本記事では、このような近年のパパ活事情について解説していきます。

パパ活とはなにか

女性がデートや性行為の見返りにお金を援助してくれる男性をを探し、交際(仮)することをパパ活と言います。
パパ活の利用者は、「お金が目的の若い女性」と「疑似恋愛を求める社会的地位の高い中年男性」です。
ここで(仮)とつけたのは、仮に男性側が「正式に交際をしている」「彼女だ」という認識をもっていたとしても、9割の女性が実際に交際をしているつもりはないからです。

広辞苑で「交際」と検索すると「人と人が互いに付き合うこと。まじわり。」と記述してありますので、広い意味で、パパ活での男女は「交際」に当てはまるとも言えますが、一般的に世間に認識されている「男女交際」とはまた別の括りになるのではないでしょうか。

パパ活では、女性からすると男性は「お客さん」であり、営業相手です。
金銭授受ありきでの関係であるため、第三者の目線からみても正式な交際とは大きくかけ離れていることを男性側はしっかりと認識する必要があるでしょう。
(しっかりと関係性を理解できていない男性と継続すると、男女間トラブルに発展する可能性があるので女性側も注意が必要となるでしょう。)

パパ活は、語源も含め「交際クラブ」から始まっています。
「交際クラブ」は男性、女性ともに身分証明の提出と審査があり、成人男女に出会いの場を提供している会員制のクラブです。
男性へのサービス業である「交際クラブ」を中心としつつ、優雅で華やかな生活を発信する港区女子の影響を受けた一般女性を引き寄せて、誰でも気軽に足を踏み入れることができるほど、カジュアル化したものが現在のパパ活に至ります。

パパ活の定義は以下3点を満たしていることで成立します。

定義① 男性が女性に対して、デートなどの対価として金銭的報酬を与えている
定義② 第三者が関わることなく、継続するか否か等は自己決定ができる
定義③ パパ活をする男性も女性も高校生ではない18歳以上である

そのため、未成年との関係や、お店や業者に管理されている女性との関係はパパ活とは呼べません。
女性側は、主に自らの貴重な時間を使ってお茶や食事をしているといった時間的な価値を重視しますが、男性は若い女性に恋愛感情を抱いて肉体関係を望みます。
そのため、パパ活は「お金目当ての女性」と「恋愛や疑似恋愛をしたい男性」とで目的が異なっているのが特徴と言えます。

パパ活流行の背景

パパ活が流行した背景には、誰でも安価で簡単に活動できるオンラインツールの発達が大きく関係していると言えるでしょう。
素人女性にとって審査基準の高い交際クラブはハードルが高いですが、婚活やポイ活と同じく、主にインターネットサイトやアプリを用いてパパ活が行われていることで、パパ活へのハードルが大きく下がりました。

さらに、どのサイトでも写真付きの身分証明書の提出が必須であり、男性会員はサイトに対して一定額の費用を払う必要があることで、女性会員も比較的安心して利用ができる体制が整ったことも流行の背景の一つと言えます。

パパ活で男性が求めるのは「若さ」「ルックス」「清楚さ」「恋愛」「肉体関係」あたりでしょうか。
若いほど価値が認められる市場となっている為、逆年功序列制が働いていると言えるでしょう。
パパ活はお金を払う側の男性のニーズを女性が満たすか満たさないかで決定していくので、ニーズから離れてしまうと合意が成立しません。

男性は顔合わせやお茶、食事などの段階を踏んで女性を値踏みしていくので、ニーズを満たせない女性はどこかで脱落してしまいます。
パパ活が流行した今、市場は飽和状態のため、女性の競争は激化しており、それに伴いパパ活の相場も低下傾向にあると言われています。

どうしてパパ活をするのか

現在、「普通の女性」がパパ活市場に流入して、パパ活市場は飽和状態に陥っています。
「普通の女性」というのは昼職を持つ女性のことです。
大学生、専門学校生、会社員、医療従事者、主婦など、特にコロナ禍以降は「普通の女性」の参入が激しく、パパ活は女性が圧倒的な割合を占める買い手市場(≒男性優位)と化しています。

大学生や専門学生のクラスメイト、高校時代の同級生、職場の同僚、部下、妹さらには娘がパパ活女子であっても、何も不思議ではないのが現実です。

パパ活女子が増えている背景には、「女性の貧困問題」が大きく関与していると言われています。
後に少し記述もありますが、学生は親世代の収入低下や学費の高騰、奨学金やコロナ禍によるアルバイト先の減少などにより悩まされ、社会人になった女性でも非正規雇用が認められたことによる貧困化が絶えません。
ちなみに非正規雇用の女性の平均賃金は年収152万円とかなり安く、特にひとり暮らしをする女性の多くは相対的貧困に陥ります。

このような、「お金に困った」女性たちがパパ活をせざる得なくなっているのです。

若者はどうやって「パパ」を探すのか

若い女性たちが「パパ」と知り合うための方法はいくつかのパターンがあります。

①交際クラブ
②パパ活サイトアプリ
③Twitter

交際クラブ

交際クラブでの出会いは、パパ活業界での勝ち組と言えるでしょう。

交際クラブは、男女の出会いをセッティングする業者ですが、警察の管理下で営業しているので違法ではなく、入会時には男女ともに審査が必要になります。
また、男性側には高額な入会金と、紹介料が課せられるため、それだけの経済力を保持している上に、ある程度の身元まで保証されています。この状況では女性側がギャラを取り損ねたり、騙されたりするトラブルが少ないのは当たり前です。
ちなみに、女性会員側には容姿チェックがあり、審査にクリアすると入会が可能となります。
交際クラブで男女がマッチングするのには、お茶や食事やデートなど段階を踏んだ上で、最終的に、クラブの公式サイトより男性が女性を選ぶ仕様になっていて、女性は男性を選ぶことができません。
さらに、交際クラブの男女比率は、2:8〜3:7と言われており、女性にとって競争率がかなり高い市場といえます。

パパ活サイトアプリ

「パパ」との出会いで最も多いのがパパ活サイトアプリを用いたものです。

パパ活サイトアプリでは、基本的に女性は無料で、男性は月に5,000円程度の定額料金を支払う仕組みになっていることがほとんどです。
さらに入会時には、定額料の他に身分証の登録なども必須とされているため、交際クラブまではいかなくとも、男性の質はそこまで悪くはないと言えます。
パパ活サイトアプリの代表であるSugar Daddy(シュガーダディ)によると、会員の男女比は男性が28%、女性が72%で、女性会員比率が圧倒的ボリュームを占めています。
また、男性会員は会社経営や会社役員が多く、男性の社会的ステータスが高いことから、男性にとってパパ活は上層男性の道楽であり、40代〜の中年男性が中心で20代は極めて少ないことが分かります。
一方で女性会員は学生が31%、会社員は26%で、モデルや芸能関係者も約1割程度いるとのデータが出ており、18〜29歳が79%で圧倒的に若い女性が占めています。
「学費の高騰」「親世帯の収入低下」「コロナの影響によるアルバイトの収入減少」「消費増税」など経済的に苦境に陥る原因がこれだけ重なっていれば、パパ活女子に学生が多くの割合を占めていることの理解ができるでしょう。

Twitter

一部ではTwitterを利用して「パパ」と出会う女性もいるとの情報もあります。
オンラインでパパ活を行う場合には、サクラやなりすまし業者、スカウトなどの危険を回避するためのリテラシーが必須です。
しかしながら、身分証明が必須のサイトやアプリを使用できない未成年女子はTwitterを利用する傾向があるようです。
Twitter上でのパパ活は「#パパ活」「#P活」「#pjさんと繋がりたい」などというワードでたくさんヒットします。
※Pは「パパ」の意味、PJは「パパ活女子」を意味します。
また、Twitterでのパパ活は男性側にも危険が伴います。
未成年が露骨に男性を探しているため、パパ活をしようと積極的に活用すると未成年と繋がってしまったり、犯罪に巻き込まれかねないため、誰でも匿名で利用できるTwitterなどのSNSはパパ活には不向きと言えます。
男性やパパ活女子の間での情報交換の場程度に利用するのがベストでしょう。

最後に

近年のパパ活事情について、みなさんはどう思いますでしょうか。

パパ活市場では、女性側が圧倒的飽和状態であることから、価格競争すら起きており、一部のSNSではそれを防ぐべく、声を上げる女性まで現れるほどです。

パパ活とは父親世代が娘の世代に恋愛を求めて、肉体関係となった暁には手当を渡すという歪な市場であり、さらには女性がパパ活をする理由の多くは貧困からきていることが多いことから、格差社会の縮図であるといえるでしょう。

パパ活が日常に蔓延る背景もあり、「娘がパパ活をしているかもしれない」と心配される親御さんの声や、夫のパパ活の事実について確認したいといった女性のお声を耳にする機会が増えました。

横浜探偵事務所では、そういったご心配、ご不安に応えるべく、素行調査のご依頼を承っております。
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