夫や妻が浮気しているかもしれないと考えたとき、まずは自分で浮気調査をしようと考える方が多いはずです。
この記事では自分で浮気調査をするときに活躍するツールである盗聴器にフォーカスして、効果的な仕掛け方や仕掛ける手順について解説していきます。
とにかく安く自分で浮気調査をしたいと考えている人は盗聴器を使うことを検討して見てください。
安く使えるおすすめの盗聴器について知りたい方は下記の記事も参考にしてみてください。
盗聴器を使って自分で浮気調査をするのに効果的なケース
自分で浮気調査をするとき、まず思いつくのがGPSを使う方法だと思いますが、盗聴器を使うと効果的なケースとはどのようなときなのでしょうか。
盗聴器を使うのが効果的なケースは以下のようなシーンが考えられます。
- 相手の行動パターンがある程度把握できているとき
- 相手から浮気・不倫の自白を取りたいとき
それぞれについて見ていきましょう。
相手の行動パターンがある程度把握できているとき
盗聴器はその日1日の相手の会話内容や環境音等を全て把握できるため、しっかりと録音ができていれば浮気調査ツールとしては非常に有能です。
ただし、盗聴器の効果を最大限発揮するためには相手の行動パターンを把握しておく必要があります。
盗聴器を仕掛けるには、基本的には盗聴端末を自分で起動させて設置することが必要になります。
特に小型盗聴器のバッテリーはそこまで長く持つわけではないので、相手の行動パターンが把握できていないと、頻繁に回収しては充電しまた仕掛けるという作業をする必要があるためバレるリスクが高まってしまいます。
そのため、盗聴器の出し入れを最小限にするため「今日は出張と言っていたので浮気するかもな」「残業と言っていたので怪しいな」といった相手の行動が予測できるタイミングで盗聴器を活用するのが効果的です。
相手から浮気・不倫の自白を取りたいとき
盗聴器は仕掛けた空間の音声が全て録音されることになるため、相手に言い逃れを許さない状況に追い込むことが可能です。
そのため、盗聴した音声を相手に突きつけることによって、自白を引き出しやすく有利な証拠を引き出すことが期待できます。
不倫をしている側も、GPSを仕掛けられている可能性については考慮している場合が多く、不意打ちでも事前に考えていた言い訳で反論してくるケースも多いのですが、盗聴器はその日全ての会話が記録されているため事前に言い訳を準備することも難しく、「それは自分じゃない」という苦し紛れの言い訳をするのがせいぜいでしょう。
自分じゃないと言い張るのであれば、会話内容をもとにして事前に相手から伝えられていた嘘の申告(出張など)と整合性を取っていけばそのうち逃げられない状況になります。
盗聴器はそのような想定外の事態を引き起こし、相手に自白をさせる上で非常に優れたツールになります。
自分で盗聴器を使って浮気調査をする手順
合法的な盗聴によって浮気の証拠を獲得しても音声データだけでは慰謝料を勝ち取るのはハードルが高いです。
盗聴器を使って浮気調査を行うときはしっかりとゴールを見据えて事前準備の上設置するようにしましょう。
それでは自分で盗聴器を仕掛けるプロセスについて解説していきます。
盗聴器を使って集めたい証拠を明確にして最適な盗聴器を選ぶ
盗聴器を使って獲得が期待できる浮気の証拠は以下のようなものがあります。
- 相手の素性と会話内容
- 夫・妻と不倫相手の関係性(どれくらい親しいか)
- 夫・妻と不倫相手の過去の行き先やこれからの予定
- 夫・妻の行動範囲(移動した場所など)
- 性行為などの不貞行為を推測させる音声
集めたい証拠が盗聴器で集められそうもなければ、盗聴器以外のツールを使って自分で浮気調査をすることも検討しなければいけません。
また、盗聴器でどのような証拠を集めたらいいのかわからないというときは盗聴器で収集した音声を活用して何を実現したいかということを考えると良いでしょう。
例えば、盗聴した音声を使って夫や妻に浮気の事実を認めさせることを実現させたい場合は、性行為などの肉体関係を証明できるような音声があれば非常に効果的です。
そのような音声を収集するには、車の中に仕掛けるタイプの盗聴器ではなく、ホテルでの音声が拾えるように身につけるものに忍ばせるタイプが最適かもしれません。
どのような情報を取得したいかに応じて、選ぶべき盗聴器も異なってきますので、目的を明確にした上で盗聴器を選ぶことから始めましょう。
配偶者の行動パターンを確認する
盗聴器は浮気をしそうな日に忍ばせることで最大限効果を発揮します。
そのため、盗聴器を設置する前に配偶者の行動パターンや会話などを通じて怪しい日をいくつかピックアップするようにしてください。
小型盗聴器のバッテリーは数十時間程度で切れてしまうものが多いため、長期間忍ばせっぱなしということはできません。
充電のために頻繁に盗聴器を出し入れしているとその分バレてしまうリスクも高まるため、あらかじめ浮気をしそうな日に当たりをつけるようにしておきましょう。
最適な盗聴器の仕掛け方を検討し設置する
最初に決めた盗聴音声収集の目的に照らし合わせて盗聴器を仕掛ける場所を検討しましょう。
注意点としては、例え配偶者であっても夫や妻のカバンなど私物や携帯に盗聴器を仕掛けることはプライバシーの侵害に当たる可能性が高いため、仕掛ける場所は夫婦の共有財産(家、車など)にするようにしましょう。
なお、車や家でも配偶者が結婚前から所有しているものについては、共有財産と認められない可能性がありますので併せて注意が必要です。
盗聴器を仕掛ける場所については次章の浮気調査を自分でするときに盗聴器はどこに仕掛けるべき?で詳しく解説していきます。
盗聴器を回収して録音内容を確認
盗聴器を仕掛け終わったらあとは泳がせて録音データが取れるのを待つのみです。
盗聴器を回収したら録音内容を確認するようにしましょう。
録音データは長時間に及んでいる可能性が高いため内容を確認するのには膨大な時間を要することになります。
全てを確認するのも良いですが、時間を短縮するためには当初決めた、盗聴器を使って集めたいと考えた音声だけを取ることに集中してください。
漠然と何時間にも及ぶ音声を聞いていると集中力が持たないですし、重要な音声を聞き逃してしまうことにもなりかねません。
また、盗聴器の中には音声を感知したときのみ録音を開始してくれる機能(VOR機能)を備えたものや文字書き起こしアプリなどもありますので、効率性を重視する方はチェックしてみるようにしてください。
浮気調査を自分でするときに盗聴器はどこに仕掛けるべき?
自分で浮気調査をする場合、どこに盗聴器を仕掛けるのがいいのでしょうか。
ここでは盗聴器を仕掛けられやすい場所とその場所に仕掛けることによって期待できる盗聴内容について紹介していきます。
車の中
浮気調査で盗聴器を仕掛けるとき、車の中は浮気相手の素性や会話内容を知りたいときに最適です。
横浜Blue探偵事務所の調査データによると、待ち合わせ場所からの移動手段として車を利用する不倫カップルの割合は全体の半数以上を占めており、不倫と車は切っても切れない関係にあります。
やはり車内は人目を気にせず会話もできることから不倫には最適なのでしょう。
また、移動する車内においては配偶者と浮気相手がざっくばらんに会話をするため、互いの親密度愛であったり次に会う予定などの会話をしているケースも多いです。
中には車の中で性行為に及ぶ人もいるため、肉体関係があったことが確認できる音声も手に入る可能性もあります。
設置場所としては、シートの下や小物入れの中など普段見ることがないような場所に小型盗聴器を袋に入れるなどカモフラージュした上で設置するのが良いでしょう。
家の中
家の中で盗聴器を仕掛けて浮気調査をするときは、肉体関係を証明するのに有効です。
ご自身が家を空けがちという場合や互いに金銭的な余裕がないケースでは、不倫相手を家に招き入れて不貞行為に及ぶというケースも少なくありません。
横浜Blue探偵事務所の調査データでは、自宅又は相手宅で浮気をする割合が20%以上あり、決して無視できない数字となっています。
また、家の中には日用品などが多数存在していることから、ペン型盗聴器などの日用品に模した盗聴器を設置しやすいこともメリットの一つです。
設置場所としては、ベットの下やソファー、リビングなど不貞行為が行われそうな場所に盗聴器を仕掛けるのがおすすめです。
所持品
カバンや洋服など相手の所持品に盗聴器を忍ばせて浮気調査をするというのも考えられ、配偶者の言動を全て把握したいときには効果的な設置場所です。
日用品に擬態した盗聴器であれば、仮に盗聴器を忍ばせたことが相手にバレたとしても、誤って自分の私物をいれてしまったなどと言い訳をすることも可能でしょう。
ただし、配偶者の私物に盗聴器を設置することはプライバシーの侵害に当たる可能性が高いため、慰謝料請求をされてしまうなどリスクが高くおすすめはできません。
携帯
盗聴器そのものではなく、配偶者の携帯に盗聴アプリを無断でインストールするという手法も自分で浮気調査をする方の中にはいるかと思います。
盗聴アプリでは遠隔操作で携帯を強制的に起動させて録音を開始することができますが、これも違法となる可能性が高いのでおすすめできません。
ただし、携帯に盗聴アプリをインストールした状態で、配偶者に携帯を貸すという方法をとれば違法ではないため、どうしても盗聴アプリを使いたいという方はそのような方法を試みるのが良いでしょう。
自分で盗聴器を使って浮気調査をすると違法になる?
自分で盗聴器を使って浮気調査をすると違法になるのでしょうか。
実は盗聴すること自体を罰する法律(刑法)は日本にはありません。
仮に盗聴そのものを罰する法律があったとすれば、ドライブレコーダーや防犯カメラなども処罰の対象になってしまいます。
ただし、盗聴をしたことに付随する内容で罰せられることはありますので、どのようなときに違法となり、どのようなときは違法にならないかを確認しておくようにしましょう。
なお、盗聴器の違法性を議論する際、刑事罰と民事罰を混同して議論されがちです。
刑事罰とは刑法に定められた内容に反したとき罰金や禁固刑などに処されること、民事罰とは第三者から損害を被った際に慰謝料請求などを求められることをいいます。
盗聴を罰する法律がないというのは盗聴を罰する刑法がないということですので、盗聴によって損害を被った場合に民事的措置を取られて慰謝料請求をされるということがあることは理解しておくようにしましょう。
違法になりうる行為
刑法、民法上で違法とみなされる代表的なケースとしては以下のような場面が想定されます。
自分で浮気調査をしていると止める人が誰もいない分、感情的になって犯罪との境界線が曖昧になりがちです。
浮気調査をしていたらいつの間にか一線を超えてしまったということにならないように注意しましょう。
- 盗聴器を仕掛けるために浮気相手の自宅に忍び込んだ(刑法:住居侵入)
- 盗聴器を仕掛けるために穴を開けたり、物を壊したりした(刑法:器物損壊罪)
- 携帯電話や固定電話を盗聴した(刑法:電気通信事業者法・有線電気通信法)
- 配偶者の携帯のロックを無断で解除して盗聴アプリをインストールした(刑法:不正アクセス禁止法・不正指令電磁的記録供用罪)
- 盗聴した内容をもとに相手を脅迫した(刑法:脅迫罪)
- 相手の私物に盗聴器を仕掛けた(民法:プライバシーの侵害)
仮にこれらの法律に抵触してしまった場合、どのような罰則が待ち受けているのかについても確認していきます。
罰則まで正しく理解することで自分の行動をセーブするのに役立てましょう。
住居侵入
正当な理由がないのに、人の住居若しくは人の看守する邸宅、建造物若しくは艦船に侵入し、又は要求を受けたにもかかわらずこれらの場所から退去しなかった者は、三年以下の懲役又は十万円以下の罰金に処する。
器物損壊罪
第二百六十一条 前三条に規定するもののほか、他人の物を損壊し、又は傷害した者は、三年以下の懲役又は三十万円以下の罰金若しくは科料に処する。
電気通信事業者法
電気通信事業者の取扱中に係る通信の秘密を侵した者は、二年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。
有線電気通信法
第十四条 第九条の規定に違反して有線電気通信の秘密を侵した者は、二年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。
不正アクセス禁止法
第十一条 第三条の規定に違反した者は、三年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。
不正指令電磁的記録供用罪
人の事務処理を誤らせる目的で、その事務処理の用に供する権利、義務又は事実証明に関する電磁的記録を不正に作った者は、五年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。
脅迫罪
生命、身体、自由、名誉又は財産に対し害を加える旨を告知して人を脅迫した者は、二年以下の懲役又は三十万円以下の罰金に処する。
プライバシーの侵害
プライバシーの侵害を刑法上罰する規定はありません。
ただし、民法第709条の不法行為を根拠として損害賠償請求をすることは可能となります。
なお、民法第709条の規定は、不倫による慰謝料請求をするための根拠条文でもあります。
不倫で慰謝料請求しようとしたのに逆に自分が訴えられてしまったということがないようにしましょう。
違法にならない行為
これからあげる行為は違法ではないグレーゾーンの行為です。
ポイントは夫婦共有財産に盗聴器を仕掛けることは違法ではないという点になります。
夫婦共有財産とは、名義が夫か妻のどちらか一方であっても、結婚している間に手に入れた財産のことを示しています。
過去の判例などからグレーゾーンとして解釈をしていますが、動向次第で違法になってしまう可能性も否定し切れませんので、その点は注意するようにしましょう。
家の中に盗聴器を仕掛ける
家の中に盗聴器を仕掛けることは問題ありません。
ただし配偶者が結婚前に家を一括購入していた場合や相続した家である場合は、共有財産としてみなされないため注意してください。
また、別居中の場合、別居後の家に盗聴器を仕掛けると住居侵入などの罪に問われる可能性があります。
車の中に盗聴器を仕掛ける
車の中に盗聴器を仕掛けることも問題ありません。
こちらも配偶者が独身時代に一括購入したり、ローンで購入したものの独身時代にローンを完済している場合などは共有財産として認められません。
また、ドライブレコーダーを確認することや履歴を確認することも問題ありません。
なお、盗聴器とは関係ないですが、よくある質問として以下のようなケースについても違法にはならないので併せて覚えておくと良いでしょう。
- ロックがかかってない携帯やパソコンを確認する
- 財布の中身を確認する
盗聴器を使って自分で浮気調査した証拠は裁判で使える?
盗聴器を使って浮気調査した証拠は合法的な手段で集めたものであるならば使うことが可能です。
一方で音声だけの場合、誰と不貞行為をしていたのかまで確認することができないと証拠としては頼りないものとなります。
例えば、配偶者と不倫相手が肉体関係を結んでいる最中に互いの名前を呼び合っている盗聴音声まで入手できれば証拠能力は高まるでしょう。
ただし、完璧な盗聴データ1つよりも、80点の証拠を複数揃えた方が裁判では有利になります。
そのため、盗聴器を使って集めた音声をもとに配偶者から自白を取ったりするなど、さらなる証拠を獲得するのが賢い盗聴器の使い方といえると思います。
裁判で使える浮気・不倫の証拠については以下の記事でも詳しく解説しています。
浮気調査で合法的に証拠を集めるなら盗聴器より探偵がおすすめ
浮気調査で合法的な証拠が欲しいなら、盗聴器より探偵を使って証拠収集をする方が確実でしょう。
特に自分で浮気調査をしたものの確たる証拠を握り切れていないというときや、慰謝料請求を考えている場合はなおさら探偵への依頼がおすすめです。
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